温故知新 旧き良きモノたち

まだまだ使える旧き良きモノたち。再生・再利用の中に新たな発見や知恵もある。

「ラジオ」という存在

コロナ自粛期間中に納屋の整理をしていて出てきたモノたち。ちょっと修理・調整すれば、まだまだ使える旧き良きモノたちを紹介していこうと思う。単なる紹介に終わらずに、使い方のコツや長く使うための秘訣などを伝えていけたらと。まぁ、そう言っても数に限りはあるとは思うし、いつまでネタが続くかわからないけどね。

まず最初はラジオ。今は radiko というアプリで、スマホがあればいつでもどこでも好きな番組が聴けるよね。昔は当たり前だけど「受信機」が必要で、それがラジオというわけ。一般的に受信できるのは、中波 (MW:Middle Wave)、短波 (SW:Short Wave)、FM (Frequency Modulation) の3つの電波と思っていい。radiko だとそれらの電波の種類は意識しなくてもいいけど、ラジオの場合は上手に受信(雑音や混信とかを少なく)しようと思うと、ちょっとした工夫が必要なんです。

SONY スカイセンサー 5600

これは、私が中学生の頃にお年玉を貯めて買ったラジオです。SONY スカイセンサー5600 といいます。もちろん、こいつで番組を受信するのにも少しコツが要るわけです。

中波 (MW) の場合、これは外部に飛び出しているアンテナは関係ないんや。ラジオの中に内蔵されているアンテナで受信してるから。良好に受信しようと思うと、ラジオのアンテナの長軸を放送局の方向に垂直に向けること。放送局の方向にラジオの正面を向ければいい。

短波 (SW) の場合、これは外部に飛び出しているアンテナを真上に垂直に伸ばす。海外放送とかは中々この短いアンテナでは良好に受信するのは難しく、家の外にアンテナを立ててそれに繋ぐ人も居た。

FM の場合、これも外部に飛び出しているアンテナを使う。これは短波と違って、色んな方向に振ってみて一番良好なところで受信すればいい。

それと総じて言えることだけど、夏より冬の方が受信状況は良い。昼間より夜の方が受信状況は良い。これらはラジオのせいではなく、電波の都合なんです。

このラジオ、まだ現役でいけそうだったが、つい先日、FMしか受信できない状態になってしまった。いつか分解して、修理をチャレンジしてみようと思っている。

私が中学生の頃は、このラジオが、学校や近所とは違った世界と触れることができる唯一のガジェット(?)だったわけ。つまり今のスマホみたいなものやね。ラジオの向こうの知らない人たちとのコミュニケーションは SNS の前身みたいなものだったのかもしれないね。

まだまだ使える旧き良きモノたち。納屋から引っ張り出して、再生した順に紹介していこうと思う。

ではまた次回をお楽しみに。